2016年06月01日

 第161回 6月のメッセージ あなたという存在は神に起源がある。


1900年代前半に活躍したキリスト教指導者に賀川豊彦という人がいました。教会だけではなく社会事業にもずいぶん活躍したのです。消費者生活協同組合、略して「生協」、これも彼が始めた活動でした。その小説「死線を越えて」は新聞にも連載されベストセラーにもなったほどです。そんな賀川豊彦ですが、彼が中学生の時、母親に夫婦喧嘩の腹いせもあってかとんでもないことを言われてしまいます。「アンタは母さんの子じゃないよ。父さんが外で生ませた妾の子だよ(不快語だが当時の表現のまま敢えて表現した)」この言葉で彼は当時自殺を計ろうとさえするほどでした。「自分は愛されていない。自分はこの家に生まれてはいけない人間だったんだ」何がショックといって、自分の価値を見いだせず、生きる意味が分からなくなることほどショックはないでしょう。

今、多くの若い人が、自分の育った環境や親を受け入れられず又生きる価値を見いだすことができないで悩んでいます。日本は残念ながら「自殺大国」です。しかも中学生や高校生の自殺が多いのです。彼らは死にたくて自殺するのではなく、生きたいのに生きる意味がわからないといって死んでいくのです。

これを聞いたり読んだりしてくださる人の中で、社会で無視されたり、虐待されたり、或いは何不自由なく暮らしていても、自分は何の価値もない、生きる意味が分からないと嘆いている人がいるでしょうか。そういう人がいたら、聖書のこの言葉を聞いて欲しいのです。

「私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリストイエスにあって造られたのです」(エペソ2章10節)

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」(イザヤ43:4)


聖書によれば、あなたという存在は世界でたったひとりのかけがえのない存在として、愛に満ちた全能の神によって造られたのです。あなたという存在は神に起源があり、あなたの有るがままであなたは愛されているのです。しかも生きる目的があります。「良い行いをするために造られた」とあるようにあなたにしかできない良い行いをするためにあなたは地上に生まれてきたのです。

是非あなたを造られた神様を知っていただきたいと願っています。

牧師 中 西 正 夫

posted by kbcc-monthly at 00:00| 今月のメッセージ