2016年09月01日

第164回 9月のメッセージ あなたは世界の光



この夏、神奈川で恐ろしい事件が起こりました。障碍者施設で19人の命が奪われたのです。犠牲者のことを思うと、大変心が痛みます。遺族の方々に、深い慰めと平安を祈ります。


事件の後、糸賀一雄氏の働きが改めて注目されています。彼は「社会福祉の父」と呼ばれ、日本で障碍者支援に取り組んだ第一人者です。彼は仲間と共に近江学園を設立しましたが、生前に掲げていた言葉は、今も引き継がれています。「この子らを世の光に」です。


「この子らに世の光を(障碍者を憐れんでやってほしい)」と言っているのではありません。「この子らを世の光に」です。それはこのような意味だそうです。「誰もが皆、個性(その人独特の輝き)を持つ。1人1人はかけがえのない存在だ。この子たちの個性を受け止め、それを輝かせていこう。1人1人が世の光となる、素晴らしい社会を目指して。」


あなたは誰かの言葉に傷つけられ、自信をなくしたことはありませんか。人に冷たく扱われ、悲しい思いをしたことはないでしょうか。聖書は、あなたを「神の作品」と語っています。神は、あなたを含む全ての人をご自分のかたちに造られた。故に失敗作はないと言うのです。「誰があなたを否定したとしても、あなたに何らかのハンディキャップがあったとしても、あなたはそのままで素晴らしい。神があなたを良しとされたから。」聖書はそう語ります。


この事が分かると、あなたは自信を取り戻すことができます。弱さも含めた自分をまるごと受け入れることができ、自分のことが好きになれるのです。あなたも、あなたを造られた神をお知りになりませんか。神はあなたを、あるがままで愛しておられます。


糸賀氏はクリスチャンですが、彼の活躍の背景には聖書が深く影響しています。キリストは、こう言われました。「あなたがたは世界の光です。」(マタイ5章14節)「あなたがたは世界の光になりなさい」と言われたのではありません。「あなたがたは、既にこの世界にあって光の存在である。その光を輝かせなさい。光を隠してはいけない」と言われたのです。


夜空の月は太陽の光を受けて輝いています。あなたも、あなたを造られた神から光を受ける時、輝きを放つことができるのです。現代では、暗いニュースが後を絶ちません。しかし、社会が暗ければ暗いほど、あなたの光は一層輝きます。あなたの光は周囲の人々を照らし、希望を与えることができるのです。

伝道師 後藤献四郎

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