2018年06月08日

194回 2018年6月のメッセージ「おかしくはないか?」音声で聴く。

「おかしくないか?」


ハロルドフィケット博士の著書に「おかしくないか」という一文があります。

「おかしくないか。他の人がある事をするのに、長い時間をかけていると、アイツはのろいと言い、自分がしないと忙しいからと言う。他の人が言わない事を勝手にすると、出しゃばりと言い、自分が言わない事を勝手にすると、積極的だと言う。他の人がエチケットを破ると乱暴だと言い、自分の場合は個性的だと言う。他の人が上役に気に入るようなことをすると、ごますりと言い、自分の場合は協力的だと言う。他の人が昇進すると、アイツは運が良かったと言い、自分の場合は努力が報われたと言う。おかしいのではないか?」

一寸笑ってしまう話ですが、本当に自己中心的な考えが私たちに住み着いているのではないでしょうか。

算数の計算では100−1=99ですね。でも人の心の計算ではそうなりません。たとえば、ある人から100の親切を受けてきても、その人から一つの悪を受けてしまうと「あの人の本性がわかった。もうあの人とはお付き合いしない!」なんて事になりかねません。つまり100−1=0という1が巨大化した変な計算式が成り立ってしまうわけです。

しかもこれは自分が悪を受けた場合にそうであって、逆に自分が悪をした場合はまた本来の計算を要求するわけです。「あの人には何遍も良いことをしてあげたのに、たった一回の失敗を許さないなんて、あの人も心が狭い」となってしまうのではないでしょうか。


聖書は「さばいてはいけません。さばかれないためです。あなたがたがさばくとおりに、あなたがたもさばかれ、あなたがたが量るとおりに、あなたがたも量られるからです」(マタイ7章1,2節)


しかしそんな自己中心的な計算をしやすい私達ですが、愛と真実の神さまは何と私達に恵みに満ちた計算をしてくださることでしょうか。人生で何度もおかしている罪深い心の思いと行いに対して、神の御子キリストを自分の罪からの救い主とただ信じ受け入れるだけで、その罪を帳消しにし、数々の恵みを満たしてくださるとは…ただ驚くばかりです。


あなたもこのキリストを心にお迎えになりませんか。

牧師 中 西 正 夫

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2018年05月07日

193回 2018年5月のメッセージ「人を変える前に」音声で聴く。

「人を変える前に」


今日、人間関係はストレスの大きな原因になっています。ゴールデンウィーク明けに、心身が疲れる症状を五月病と呼ぶそうですが、その背景には、人間関係に起因する問題も含まれているようです。


多くの場合、人がストレスを感じるのは「相手が自分の期待通りに行動してくれない」と感じるからです。例えば、教師であれば「生徒が勉強してくれない。私がこれだけこの子のことを助けようとしているのに」等と感じる訳です。そこで、無理にでも勉強をさせようとするのですが、それでは生徒がますます勉強嫌いになってしまいます。熱を入れれば入れるほど、勉強の印象を悪くしてしまい、これでは逆効果です。


ある本に、こんな事が書いてありました。ノーベル物理学賞を受賞された、小柴昌俊教授の興味深い言葉です。「数学が好きだから、数学を教えてくれる先生を好きになるということじゃない。数学の先生に魅力があるから数学という教科に興味を持つんです。それが小・中学生です。いや、高校生だってそうです。」


「なるほど!」と思わされました。子どもたちのために、大人ができる最初のステップは、教え方を変えることではないのです。むしろ、「自分が子どもにとって魅力ある大人になる」ことです。子どもと良い関係を築き、子どもに好かれるように自分磨きをすること。これが、遠回りのようで、実は最も近道なのです。


この事について、聖書は既に2,000年前から語っています。キリストは、こう言われました。

「なぜ、あなたは兄弟の目の中の塵に目をつけるが、自分の目の中の梁には気がつかないのですか。…まず、自分の目から梁を取りのけなさい。そうすれば、はっきり見えて、兄弟の目からも、塵を除くことができます。(マタイ73,5節)」


人の欠点に気付きやすいのが私たちですが、自分を注意深く見つめてみると、自分にも変えられなければならないところが沢山あります。ある人はこう言いました。「自分が変われば、世界は変わる。」その通りです。何か相手に言いたいことが出てきたら、まずは自分を振り返ってみる。そして自分を直す。これが結局、自分にも良い結果をもたらしてくれるのです。


伝道師 後藤献四郎


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2018年04月04日

192回 2018年4月のメッセージ「日々新たに」音声で聴く。

もし今「若返りの秘薬」なるものが発明されれば、きっとノーベル賞まちがいなしでしょう。それほど高齢化社会が進む中で、「若さ」は人が渇望するものです。でも若さとは何でしょう?聖書を見るとその答えを見出します。    

「ですから、私たちは勇気を失いません。たとい、私たちの外なる人(体)は衰えても、内なる人は日々新たにされています」(Uコリント4:16)

若さのある人とは、「日々、心が新たにされている人」ということができるでしょう。


私の教会にSさんという老婦人がおられました。Sさんは5人の子供さんを彼女ひとりで立派に社会人として送り出し、親としての大変な仕事を果たされたというのに、今度は、ご近所の方々を招き、神様の愛を伝えたいと家庭集会を開かれました。Sさんの明るい人柄で多くの方が来られていましたが、楽しみは集会の後の「おにぎり」のもてなし。その味の良さは格別でした。そんなSさんでしたが、ある日、脳梗塞が彼女を襲いました。3カ月の入院で言語障害と右半身不随というハンディが残りました。もう76才でしたから、教会生活もここまでかと思いきや、懸命にリハビリに励み、乳母車を自分で押して3,40分をかけて礼拝に誰よりも早く来るという頑張り様でした礼拝で何よりも聖書のメッセージを聞くのを喜びとしながら輝く顔が印象的でした。皆そのファイトには恐れ入りました。それだけではなく、今度は老人会に入って「杖」を持っている人への伝道が「私の使命」とばかりに励まれました。障害に負ける人も多くいる中で、Sさんのチャレンジは時に感動的でした。そのSさんも84才で地上の生涯を見事に果たされて天に帰られました「帰り」間際に私に言われました。「先生、私ももうお召の日も近いと思います。今までお世話になりました、先に行っています。先生もあとから来てくださいよ」と

牧師 中 西 正 夫

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