2016年08月01日

第163回 8月のメッセージ 魂の帰郷は済みましたか?


八月は休暇をもらって故郷に帰る家族も多いことでしょう。


「ふるさとの山に向かいて言うことなし。ふるさとの山はありがたきかな」


これは石川啄木の歌ですが、文句なく「そうだなあ」と実感される方も多いのではないでしょうか。気ぜわしい「日常」から解放されて、何の気かげなく、のんびりと過ごせる故郷は、まさに解放の安らぎでしょう。新幹線で故郷に帰る人々でギュウギュウ詰めになっても我慢できるのは、帰る故郷を思えばこそでしょう。それほど気兼ねしなくてもよい解放感はありがたいものなのだと思います。



ところで、聖書にも「魂の帰郷」について記されているのをご存知ですか?


「あなたがたは、羊のようにさまよっていましたが、今は、自分のたましいの牧者であり、監督者である方のもとに帰ったのです」


(第1ペテロ2章25節)



聖書によれば、人間は元々命の創造者である神様によって造られた存在なのです。それにもかかわらず、人は創造者である神様から離れて羊のようにさまよっている、と語っています。人が生きる意味も目的も定まらず、不安、焦り、緊張の中で生きているのは、創造者である神様から離れているからだというのです。ですから、なすべきことは「魂の牧者である神様のところに帰ること」だと教えています。


その道を開いてくださった方が神の御子キリストなのです。


キリストはこう言っておられます。


「わたしが道であり、真理であり、いのちなのです。わたしを通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません」


(ヨハネ14章6節)



ちょうど故郷に帰る時、束縛から解放され、安らぎを与えられるように、あなたに「魂の帰郷」があればどんなに幸いでしょう。八月の帰郷はせいぜい数日でしかありません。しかし魂の帰郷はキリストをとおして神様に立ち返った時から永遠なのです。あなたもそれを経験されませんか。 


お祈りしています。                牧師 中 西 正 夫
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2016年07月01日

第162回 7月のメッセージ ゴールデンルール


私は最近、「人を健康で幸せにしてくれるものは何か?」という内容の番組を観ました。多くの人は「あなたの最も大切な生きる目的は?」と尋ねられると、「富を蓄えること」と答え、若い世代の子たちは「有名になること」と答えるそうです。


現在、ハーバード大学では史上最長の研究が行われています。それは75年間、700人超の男性を追跡し、仕事や家庭生活、健康などを記録し、幸福になる秘訣と健康の維持に何が必要かを研究するというものです。調査対象には、かつてのエリート学生や、貧困家庭で育った少年たちが含まれ、医師や弁護士になった人、様々な病気にかかった人もいます。


この75年間の、何万ページに及ぶデータからはっきり分かったことは、人を健康で幸福にするのは富や名声や、仕事ではないということです。それは、周囲の人々と良い関係を築くこと。つまり、良好な人間関係に尽きるというものでした。


ところで、良好な人間関係を築くのは何と難しいことでしょう。これは、私たち現代人がお互いに感じていることです。これがうまくいったら、どんなに毎日が楽しくなるだろうと思いますが、どうしたらいいかわからないというのが、実感ではないでしょうか。


ここで一つ、聖書の言葉を紹介します。これは、イエス・キリストが言われた言葉です。「何事でも、自分にしてもらいたいことは、他の人にもそのようにしなさい(マタイ7章12節)。」これは、人間関係を良好にしてくれる秘訣で“黄金律”とも呼ばれています。「自分だったら、どうしてほしいか」と考え、それを実行に移すということです。


あなたは家族から、どんな風に接してほしいですか。友人と関係がこじれた時、その友人からどんなことをしてほしいと期待しますか。相手の立場に立ち、考えてみるというのはとても大切です。「私だったら、○○してほしいな」ということを想像してみましょう。多くの場合、相手はあなたからの働きかけを待っています。そして、それを実行した時、好意的に受け止めてくれる場合が多いのです。


誰かのために何かする時、それはその人に喜ばれるだけでなく、あなた自身の健康と幸せにも繋がることをやっているのです。


神の恵みが、あなたにありますように。


伝道師 後藤献四郎




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2016年06月01日

 第161回 6月のメッセージ あなたという存在は神に起源がある。


1900年代前半に活躍したキリスト教指導者に賀川豊彦という人がいました。教会だけではなく社会事業にもずいぶん活躍したのです。消費者生活協同組合、略して「生協」、これも彼が始めた活動でした。その小説「死線を越えて」は新聞にも連載されベストセラーにもなったほどです。そんな賀川豊彦ですが、彼が中学生の時、母親に夫婦喧嘩の腹いせもあってかとんでもないことを言われてしまいます。「アンタは母さんの子じゃないよ。父さんが外で生ませた妾の子だよ(不快語だが当時の表現のまま敢えて表現した)」この言葉で彼は当時自殺を計ろうとさえするほどでした。「自分は愛されていない。自分はこの家に生まれてはいけない人間だったんだ」何がショックといって、自分の価値を見いだせず、生きる意味が分からなくなることほどショックはないでしょう。

今、多くの若い人が、自分の育った環境や親を受け入れられず又生きる価値を見いだすことができないで悩んでいます。日本は残念ながら「自殺大国」です。しかも中学生や高校生の自殺が多いのです。彼らは死にたくて自殺するのではなく、生きたいのに生きる意味がわからないといって死んでいくのです。

これを聞いたり読んだりしてくださる人の中で、社会で無視されたり、虐待されたり、或いは何不自由なく暮らしていても、自分は何の価値もない、生きる意味が分からないと嘆いている人がいるでしょうか。そういう人がいたら、聖書のこの言葉を聞いて欲しいのです。

「私たちは神の作品であって、良い行いをするためにキリストイエスにあって造られたのです」(エペソ2章10節)

「わたしの目にはあなたは高価で尊い。わたしはあなたを愛している」(イザヤ43:4)


聖書によれば、あなたという存在は世界でたったひとりのかけがえのない存在として、愛に満ちた全能の神によって造られたのです。あなたという存在は神に起源があり、あなたの有るがままであなたは愛されているのです。しかも生きる目的があります。「良い行いをするために造られた」とあるようにあなたにしかできない良い行いをするためにあなたは地上に生まれてきたのです。

是非あなたを造られた神様を知っていただきたいと願っています。

牧師 中 西 正 夫

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